2005年08月09日

万博レポート(ネタバレなので今から行く人はそれを承知の上で読んでね)

いやいや、暑い日が続きますね。エアコンは結局家に日中誰もいないので修理に対応できずにほったらかし。いつもの通勤よりもさらに早い電車に乗り込んでいざ、地球博へ。新幹線の早朝割引でのぞみが安くなる切符なのだが、夏休みのせいか普通車は多少混んでいた。新横浜で購入したビールと崎陽軒のシュウマイが朝ご飯。やっぱうまいね崎陽軒。
名古屋到着10分前車両を移動。名古屋での乗り換えが6分しかないので6号車の階段近くからダッシュをかける必要があるのですわ。もちろん駅探ではそんな無茶な乗り換えは案内されないのだが、名古屋での待ち時間が異様に長いことが気になり時刻表で調べてみたらやはりありました。エキスポシャトルは20分間隔の運転。それを逃したらまた20分待ち。朝の開門ダッシュには到底間に合わないが、パビリオンの待ち行列の短い貴重な9時〜10時台を無駄にするのは痛い。
扉が開くなり7号線めがけてダッシュ。普段走ると息切れして仕方がないのになぜかこのときばかりは5〜6歳は若返った気分。う〜ん、20歳台だ。(^_^;

甲斐あってエキスポシャトルに間に合った。40分近くで万博八草に到着。ここからはリニモに乗るのが正規のルートだが、これまたリニモ待ちが15分とのことで、貴重な時間を無駄にせんとシャトルバスに変更。結局9時40分頃万博会場に到着。

ところが、もう既に会場に入場するのに長蛇の列が。これは手荷物検査を実施しているからで一人一人のかばんの中身をチェックするので相当時間がかかる。結局これも20分ぐらいを要し、会場に入れたのは10時過ぎ。
エキスポシャトルで移動中から随時、携帯でパビリオンの待ち時間をチェックするも三井・東芝館はすでに180分待ちから240分待ちへ。ドイツ館やNEDO館、長久手日本館など人気パビリオンは100分越え、朝一のすでに優位性が消えてしまった。(-_-;)

それでも入場するとがんばる気になるもので、さぁ、パビリオンまわるぞぉー。と意気込む気持ちを抑え、先にお土産を購入。そう、万博の土産は午前中に買わないと人気商品がなくなるそうで、人気商品なのかは不明だが、とりあえずhinaのための絵本を2冊(「モリゾーとキッコロ」と「もりのこえ」)をゲット。あとはモリゾーとキッコロの本日の予定を抑えて激写しなければいけないところだがその予定表が見当たらない。入り口付近にあるはずなのだが。。。

仕方がないのでとにかく移動することに。
でパビリオンと行きたいところだが、ガスパビリオンは例の火災発生でパニック状態。企業パビリオンBはトヨタ、日立、三井・東芝のひしめく超人気グループなのでパス。企業パビリオンAでは三菱が事前予約難易度4位のわりに待ち時間が短い穴場的パビリオンなのだが、なぜかこの日は90分待ちぐらいになってしまっていて後回し。
だとするととにかく混雑する北ゲートを離れて全体を把握するために一回りしてみようと考える。
お出迎えのモリゾーさん、ごくろうさん
まず南エリアに行くのには自動運転のバスIMTSに乗車。これがまたみんなパビリオンに走っているのか驚くぐらい空いている。しかも冷房が効いて気持ちいい。モリゾーさんが客室でお出迎え。そしていざ出発である。[写真]モリゾーさんが運転席に座らされシートベルトを締められる。あたかも彼が運転しているようには見えるがすべて自動運転である。[写真]
運転するモリゾーさん、ハンドル握ってないやん!

南エリア(グローバルコモン4)に到着するとウクライナ館、チェコ館(万華鏡)とぜんぜん並んでいないところを見学。う〜ん、確かにこれじゃあ誰も並ばないわなぁという内容。ヘ(´o`)ヘ
すぐに見終わってコモン4とはおさらばだ。それでもスイス館は人気のようで列ができていたが時間がもったいないのでまずは北上。グローバルループをドイツ館を目指して北上する。
グローバルコモン3のドイツ館。これまた館をぐるりとめぐる長蛇の列。200分待ちになっていた。友人に勧められたレストランにも行列が。う〜ん、こりゃぜんぜん話になりませんなぁ。

来るか?ネコバス
とりあえず午前中はパビリオンをあきらめて会場を周る事にしてみよう〜。と割り切ると逆に時間があるのでどうしようかと困ってしまう。人ごみを避けて「サツキとメイの家」でも見に行くか。中は完全予約制なので入れないが、外周コースは誰でも見れる。けれどもやはりこの暑さのせいか、グローバルコモンから離れたところには行く人がいないらしい。これまたガラ空き。ネコバスのバス停を撮影[写真]後、もみじ橋という展望台から家を眺める。[写真]これまた長居は不要とすぐにグローバルループに引き返し北上。
中も見てみたいサツキとメイの家

11時半を過ぎ、おなかも空いてきたので西エントランスの食堂に行ってみた。エスカレータで2Fに上がると「どんどるまん」なる伸びるネバネバソフトクリームが。軽快なBGMが雰囲気を盛り上げる。そのわりに客は遠巻きに見ている。お兄さんがソフトのコーンを数珠繋ぎに大量に持ち歩き、人に勧めるのだがなかなか売れない様子。僕もソフトよりも何か食べたい気分だったので他を一回りしてきた。ところがこれまたどこも一杯。まぁ、しょうがないからソフトで空腹をしのぐことにしよう。ということでお兄さんからコーンを受け取り、まずはお勘定。そしてコーンを差し出すと、ネバネバしたソフトクリームを棒でこねてコーンにのせるのかと思いきや、コーンをくっつけて持ち上げるので手からすっぽりコーンが抜ける。これにちょっとびっくりしてしまった自分が情けない。よくよく考えたらそんなショーがあるとイス研ラジオで二階堂氏がレポートしてたわと思い出す。そんなおちょくりを2回〜3回やられてやっとソフトクリームを受け取る。なんかカッコ悪〜と思いながら食べていると、その後次々行列ができた。あれっ?僕結構いいリアクションしたのかしら?うまく使われてしまった。

ソフトはなかなかの味と歯ごたえでよかった。そして次は「北の森」を目指す。ここは森を散策する遊歩道で、いろいろな植物や昆虫が見れるというのが売りらしいが、まったく興味のない僕は、この森で絵本がもらえるというのだけを目当てに来ている。お兄さんが親切丁寧に、こんな植物も見れますよとか遊歩道が高架でできているので普段は木を下からしか眺められないのが横の目線で見れて木の実の様子がよくわかりますよとか教えてくれるのだが、すんません。まったく持って興味なしなんですよ。(-_-;)
遊歩道で出会う、お兄さん。
「なにか発見ありましたか?」
「えっ、なんか虫がいたような。。。。」とあやふやな私。暑くてそんなもん見てる余裕なし、しかも興味なし。絵本だけ頂戴。
「そうですよねぇ。虫といえば最近の子供は虫の名前よく知ってるんですよ」
「あぁ、ムシキングね」
「そうそう」なぜか流行のネーミングだけは一応押さえている私。なんとか気まずい会話をこなして出口に急ぐ。
やっと手に入れた絵本。これがまたショボイんだな。モリゾー、キッコロが登場するキャラクターものであればおそらく絵本入手だけに来る人もいるのだろうが、それすらないということはやはり。。。めちゃめちゃがっかり来ました。

出口の近くに冷凍マンモスの単独観覧の行列が。これは比較的待ち時間が少なく見れるということで並んでみることに。う〜ん、確かに順調に列は流れ15分程度で見れました。これが一番の売りのマンモスねぇ。足の部分がギャートルズに出てくるマンモスの肉に見えたのはおなかが空いてきたからだろうか。。。

続いて事前予約のトヨタ館の時間にはもう少し余裕があるのでグローバルコモン1へ。中国館に入ってみる。女子十二楽坊ならぬ、女子六楽坊がなにやら演奏中。休憩がてら折り畳みイスを広げてしばし鑑賞。クーラーが効いていて気持ちいいいわ。
その後まだ時間があったのでスリランカカレーを昼食に。[写真]
う〜ん味はいまいちかなぁ。
スリランカ、ミックスカレー、1200円なり。高〜。


人気No.1パビリオン、トヨタグループ館

さていよいよトヨタの時間。[写真]事前予約のゲートを抜けていざ入場。入場から開演まで30分ぐらい待たされたがやっと始まった。アイススケートのようなリンクのような楕円形の劇場。横からトランペット持ったお兄さんが入場して、いざ吹こうとするとうしろからロボットが。曲は坂本九の「みあげてごらん夜の星を」。なるほど7/15放送のWBSの放送と同じだわ。やがてロボットが6体ほど登場し、聖者の行進を披露。これがマエセツのようで、その後なにやら摩訶不思議なショーが始まる。劇団四季とかでありそうなダンスでこれが結構退屈。たしにiUnitが20体ぐらい登場しておもしろいのだが見てるだけというのはねぇ。実際に操縦できるようなイベントがあると楽しいのだけれど。。。最後にアニメに登場するような歩行ロボット(iFoot)が登場するのだが、むしろこれをもっと出してくれたおもしろいのにという感じ。まぁ、Footは歩行なのでUnitほど軽快な動きができないためショー的には構成が難しいのかな。一言でいえばつまらない。超人気の秘密がよくわかりましぇん。朝からの疲れで途中寝そうになっちゃいましたわ。

ということですこしがっかりのトヨタ館を後にして次へ。トヨタの向かいの三井・東芝は相変わらずの長蛇の列。240分待ちは変わらず。トヨタよりこっちの方が見てみたいかも。

さて次は19時の日立館まで空き時間が。パビリオンも朝から一向に待ち時間に変化なし。というかこれ以上増えようがないMAX値で推移している模様。仕方がないのでパビリオンをあきらめてゴンドラで瀬戸会場を目指す。これまたモリゾーゴンドラに乗車するのに30分ほど待ちがあった。しかも西日が強烈にあたる場所。暑さもピークに達している。ゴンドラの乗り場の階段に「住民のプライバシーを守るため途中の2分間、窓が曇り外が見えなくなります」とあった。なんだモリゾーゴンドラのサプライズって乗る前にネタバレしてんじゃん。とちょっとがっかり。[写真]

乗る前からネタバレのモリゾーゴンドラ


瀬戸会場にやってきたのはいいが、見るものがない。パビリオンはたいしたものがない上、あったとしても日本館は整理券なので見れるのはまだまだ先の話。時間がもったいないので記念切手セットだけ購入してすぐさま長久手会場にとってかえすことに。[写真]すると瀬戸会場のゲート近くにやっとモリゾーとキッコロの予定表を発見。[写真]そういえば朝からやつらに会ってないなぁ。。。あれっ、予定表じゃもうすぐ終わりじゃん。そうやつらはよい子の手本になるため寝るのが早いそうな。17時以降は会場には居ないのだった。う〜ん、すっかり忘れてた。
郵政民営化法案が否決されて心なしかやる気の郵便局員

いまさら予定表を発見

さて今度は長久手会場行きの燃料電池バスに乗車。10分程度なのだがその中で放映される物語がなかなかおもしろい。ナレーションがうまいのかな。これオススメですわ。[写真]
燃料電池バスはおもしろいぞ

長久手会場の戻って、目指すはJR東海館。途中、トヨタの待ち行列を発見。[写真]この人たちはお昼過ぎから夕刻までの間、ずっとここで待ち続けるようだ。これだけ待ってあのショーみたら僕なら金返せならぬ時間返せといいたくなるが。。。
夕刻の先着順、トヨタ館待ち行列。そこまでして見るものでは。。。

JR東海館に到着。[写真]30分ぐらいの待ちで入場。3Dは、えっ、こんなリニアの走行シーンぐらいで3Dにする必要があるの?という感想。3Dよりマエセツの鉄道の歴史の方が面白かったなぁ。第一の革命「鉄道の登場」、第二の革命「新幹線の登場」そして第三の革命が「超伝導リニアの登場」だそうだ。東京・大阪間が1時間で結ばれればそれは革命的といわれるだろうが、いったいいつ実現するんだろう?リニアとスペースシャトルだけはあまり昔からたいして進歩してないように感じるのは僕だけかな。
JR東海・超伝導リニア館 いつ実現するの?

次に日立館までの時間つぶしにグローバルコモン2のアメリカ館へ。セグウェイを乗りこなすアテンダントがおもしろい。[写真]
この館のテーマは雷が電気であることを発明したベンジャミン・フランクリンの冒険。スクリーンに登場する彼が2005年にやってきて彼の生きた時代との変わり様に驚き、あこがれるというストーリー。途中霧が噴出すサプライズがあったりとなかなか面白いアトラクションだった。
セグウェイに乗ってノリノリのアメリカ人


そして外も薄暗くなり、暑さも少しましになった19時。いよいよ待望の日立館へ。これまた昼の12時ごろから夕刻入館をずっと待ち続ける長蛇の列を横目に事前予約にて入館。名前の登録と写真撮影は、USJでもあったような。。。
前半のモバイル端末を使った動物百科事典の仕組みはおもしろいが、まぁちょっと進んだ博物館等ではありそうな仕組み。RF-IDを用いた実験ベースでうちの会社も依然やっていた。さほど珍しくもないか。
おもしろいのが後半のライド。4人乗りのビークルに乗って左手に3Dスコープ、右手にバンドをつけていざ出発。フクロウ博士が登場して、登録した名前で呼んでくれる。でもいきなり馴れ馴れしいぞ。ゴリラが出てきてバナナに餌をあげるのだと。手のひらバンドを前に差し出すと3Dスコープ内で手の上にバナナがのっている。放り投げるしぐさをするとバナナがゴリラの前にポトリと落ちる。これはなかなか楽しい。ワニが現れ息を吹きつけられるサプライズ。カメを手の上に乗せて360度手を動かせば好きな方向から見られるという。スコープを持つ左手がちと疲れるのだがそれ以外は文句なしに楽しい。これなら人気の訳が理解できますわ。
これは超オススメ。

20時前になり閉門が近づく。三井・東芝館に向かってみるがもう既に最終公演の受付は終了でキャンセル待ちの行列だという。あきらめて三菱未来館へ。[写真]「もしも月がなかったら」というテーマでの映像ショー。月が無いと風速最大200mもの強風が吹き荒れ、生物は人類までには進化できず、今の地球とはかけ離れたものになっているだろうというもの。45億年前に地球に起こった小惑星の激突の奇跡がなければ月は存在しなかったということを考えれば偶然に支配されているこの宇宙の神秘というものをあらためて実感するストーリーである。子供と来ると楽しいかも。
もしも月がなかったらダンゴが食べれなくなるだけじゃないぞぃ

パビリオンを出ると電話の着信があったことに気がつく。yukiからだった。かけなおしてみるとこちらの様子が気になったらしい。「まだ会場でうろうろしている」と言うと驚いていた。

そして最後にもうひとふんばりと意気込むも足が限界に。そう足の裏にマメができて歩くたびに激痛が走る。う〜、しょうがない今日はもうあきらめて、飯でも食おうとトルコ料理の「神楽坂」へ。
ケバブが売り切れでしかたなくなんとかいうトルコ風のメンチカツとトルコビールを注文。カツがパサパサでいまいちだなぁ。

会場の夜景をしばし楽しんでリニモが混まないうちに帰路につく。
中央線の千種で下車して、楽天トラベルで予約したカプセルホテルを目指す。足がつらい。

結局、企業パビリオンはトヨタ、日立、JR東海、三菱の4つだけ。
入場者数は12万人なので普段の土日なみの混雑。灼熱の暑さとガスパビリオンの火災とパビリオンめぐりの悪条件にしてはまずまずの成果かな。
とにかく日立館はやはり一番楽しかったな。
なによりくたくたに疲れた一日でした。


taka7107 at 12:04│Comments(0)TrackBack(0) 休日の過ごし方 

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