2005年12月12日

二歳の君へ

今年もこの日がやってきた。2度目の命日。今回の帰省の目的は墓参り。あれからもう2年になる。去年は雨が降って大変だった。今年は晴れてとても天気がよいのだが、風が冷たいせいか気温は低い。豊能町は大阪市内よりも2℃ほど気温が低い。Yahoo!の天気予報によれば朝9時の気温はたった1℃。寒いわけですわ。
10時開店のカナートに時間を合わせて実家を出る。ピンクと黄色の花を買って能勢電に乗る。鼓滝の駅からはいつもの登山。20分ほどかけて墓地に到着。小休止をして、掃除にとりかかる。枯葉の積もる墓石周辺をかき分けてきれいにする。さすがにこれだけ寒いと雑草はあまり生えてない。親父の用意してくれたろうそく、線香、お供えとコンビニで買ったお茶を供えて手を合わせた。
2年前、僕の頭の中はパニックだった。当然、元気に産まれてくるものと思っていた赤ちゃんの胎動がないと不安がるyukiと共に病院に行くも休診日。僕は午前年休だったのでそのまま会社に行き、yukiはもう一箇所の病院に一人で行った。その夜、残業で翌日の出張の準備をしている最中にyukiからの泣きながらの電話が。もう何がなんだか訳が分からなかったが頭の中は真っ白でとりあえず出張を代理の人にお願いして急いで帰宅。事情を全て聞いて大泣きしたのを覚えている。翌日には朝一で昨日お休みだった病院で確認してもらうもやはり心音が聞こえないとのこと。ここではおろせないので茅ヶ崎の病院でということで入院の準備をした。陣痛促進剤とかを使って赤ちゃんが出てきたのは夜の8時半ごろだったか。ぜんぜん泣かない、そして動かない、安らかな寝顔の赤ちゃん。まともに見ようにも悲しくて涙が出てきた。結局、超音波の写真で姿は見れど、一言も泣き声を聞くことができなかった。それから火葬の手続きとかでまたふと現実に引き戻される。本当に酷だなぁと思った。
今でも思い出すあの悲しみ。それはいつまで経っても決して忘れることはないだろう。でもその後、赤ちゃんは素敵なクリスマスプレゼントを僕たちにくれた。本当にありがとう。君の成長はhinaより1年先なので新米ママとパパの僕たちには想像がつかないのだけれど、2歳になった君はきっと元気に歩き回っていることだろうね。
なんてことを話したりしているとあっと言う間に時間が過ぎた。
また来年会おうね。そして早くhinaを見せてあげたいなと思いつつ墓地を下った。



taka7107 at 14:27│Comments(0)TrackBack(0) 赤ちゃん 

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