2016年06月07日

小田原城がリニューアルされていた

先日の夜間工事まで時間があったのでひさびさに小田原から新幹線に乗る前に小田原城見学をば。真田丸で来週くらいに放送される小田原決戦の北条氏の居城、小田原城である。北条早雲からはじまって五代にわたって栄えた北条氏、関東一帯を統治し、領土を北へ北へと広げ、上杉謙信や武田信玄、徳川家康、真田昌幸らと渡り合ったようだ。特に今回の真田丸で描かれる北条氏滅亡へと追いやられる名胡桃城事件についてはかなり興味深い。4代目である北条氏政は豊臣秀吉の命にとことん逆らい、上洛を拒み、沼田城の裁定では決定事項を破って名胡桃城までも奪い取って秀吉に北条征伐のきっかけを与えてしまったという始末。まさか本当に攻め込んでくるなんてことまでは考えていなかったのだろうか。伊達との盟約があるので大丈夫とタカをくくっていたのだろうか。いずれにせよ、自分のおかれた環境についてきちんと把握できない、井の中の蛙的な戦国武将だったのかもしれない。それでも小田原城の展示を見ると民には好かれていたようであり、最後は兵農一体で、農業に迷惑をかけるわけにはと民を思って降伏するということになっていたらしいので、真田丸で描かれているあの高慢な氏政とはまたちがった一面もあったのかもしれない。いずれにせよ、小田原決戦のおもしろいのは城を見渡す山に短期間で築かれた石垣山城のお話。長期間の籠城戦になったにもかかわらず、秀吉は決してあきらめることなく、兵糧の補給ルートを確保して戦ったようだ。その上、毎夜毎夜の酒盛りとくれば小田原城にこもっている兵士はあきれますわな。勝てる気がしなかったことでしょう。というような内容がいろいろとお勉強できる小田原城。昨年リニューアルされて展示内容が新しく、そしておもしろくなってました。

taka7107 at 07:48│Comments(0)TrackBack(0) 休日の過ごし方 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
コロプラ
クリックしてね
QRコード
QRコード
ここから買ってね(楽天)
あわせて読みたい