胸腺腫

2006年12月18日

【ある夏の出来事】あきれた一言「面倒くさい」

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昨日、お袋の誕生日だったので家族で大阪の実家に電話をした。その時に交わした会話で、いまやっている朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」に出てくる花岡写真館と、僕の祖父が経営していた写真館が良く似ているとのこと。祖父はおそらく僕が今のhinaぐらいの歳に他界しているので記憶にはほとんどないが、親父から写真館を営んでいたということと頭がツルツルだったということだけは聞いていたので、そういえばと思い出した。大阪の下町(上本町近辺)で家の二階が写真屋だったということや、家の前に市電が走っていたということ、昭和20年の3月の空襲で焼けたということなど、共通点が多いので今のドラマはとても他人事ではないのであろう。親父も7人兄弟だからあのドラマのようにさぞ大家族でにぎやかだったろう。年末の帰省時には詳しく話を聞いてみたいものだ。

さて、夏の話しの続き。馳澤先生のセカンドオピニオンが終わっても、確定診断が出ないことにはあせりばかりが出て一向に落ち着かない。そんな苛立ちの中、とうとう運命の確定診断の日がやってきた。9月11日(月)の9時が予約の日。病理の結果が出るといわれ続けて3回目だ。途中、この大学病院では病理自体も手に負えなくなったようで国立がんセンターに依頼していたようだ。その結果が返ってきたと冒頭、主治医から説明があり、結論としては「非上皮性の悪性腫瘍(肉腫)の疑いあり」という、どうも腑に落ちないものとなった。で、結局、肉腫となるとこの大学病院でも症例が少ないので国立がんセンターを紹介するとのこと。今までの不誠実な対応ぶりにことごとく嫌気が差していたところなのでやっと決別できるとせいせいしたのだが、最後の最後でじぃじがブチ切れたのを契機に僕も背中を押されてか、けんか腰になってしまった。
というのも「国立がんセンターを紹介する」は分かるが、患者にとってはそれで解決するわけではない。じぃじの言い分は「これだけ待たされて」というところはあるのだろうが、僕は別の理由だ。実はこの国立がんセンターへの紹介には主治医からのFAXによる予約と確認が必要なのだということが事前にHPの情報で分かっていた。その旨を伝えたところでどうせ「私がやらなくても誰でもできるでしょ?」とすっとぼけるのは目に見えていたのでHPの印刷に明記してある場所をマーカーで色付けして見せてやると、言った言葉が「面倒くさいなぁ」である。自分が手に負えないから他の病院に依頼するのに、それが面倒くさいというのか?これにはこの上なく腹が立ったのだ。今までのさんざん、薬は出さない、来られても何もできない、重大な病気だ、確定診断が出ないと何もいえない、病巣の大きさをきちんと計測しない、患者を触診しない、目を見て話さない、早く切り上げようとする、病理が夏休みなのでという言い訳を平気で言う、などなど数知れずの不誠実さを発揮しながら、最後に来て「面倒くさい」である。これにはさすがにブチ切れて、「面倒くさいじゃなくてちゃんと仕事しろ」と言ってやった。
先方も鳩がマメ鉄砲くらったような顔で一呼吸おきたかったのだろう、事務手続きをするから外で待っておいてほしいといったん休憩。
再び呼ばれた時には、さすがに反省していた様子だったが、まぁ上述のとおり度重なる失態の挙句の話しなので怒りもなかなか収まらない。
がんセンターとは別に2通の紹介状ももらって、とっととおさらばしたいところではあるがどうも怒りが収まらない。
後日、nabe(yuちゃんのダンナ)とyuちゃんは用事があって、来院した際にひとことカードにこの主治医の対応振りを苦情として書いたそうな。
僕も、さすがに病院には行ってられないのでメールで苦情を書こうと思い立ったのだが、HPにメール受付がなかったので同じ医学部の窓口にメールしたら、応対者は事務局には伝えるとのこと。ただ、この事務局からの回答はいまだにない。
親父の食道癌の時の主治医など土日も休みにも関わらず病室まで様子を見に来てくれるような、よき医師とめぐり合うことが当たり前のように思えていたので、未だにこんな非常識な医師が居るものかと本当にあきれるここ1月の通院であった。
まぁ、こういった怒りもあり、また結局確定でない不確定診断に腑に落ちないまま舞台は国立がんセンターへと移ることとなる。


●今日の通勤
02分 辻堂グ着席

■今日の天気【- 12月18日(月)15時 - 辻堂】
天気:晴れ 気温:11℃



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2006年12月11日

【ある夏の出来事】セカンドオピニオン(放射線科:馳澤先生)

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あちこちでクリスマスのイルミネーションを見ると、あぁ、今年ももうすぐで年の瀬を迎えるんだなぁとつくづく思う。まだ華やかな今のうちは良いのだが、クリスマスが終わってイルミもなくなり、年明けの装飾もなくなると本当に寒いだけの街角というので身も心も寒々となり、つらい季節になるのだが、それを考えるとこのキラキラとした明かりはとてもありがたいもののように思える。

さて、ある夏の話の続き。「肉腫かもしれない」と言われたyuちゃんの病名。ただ、かもしれないで確定診断ではなく、結局はCTガイド下針生検の結果が出ないことにはなんともいえないのだ。なかなか決まらない診断に苛立ちを覚えつつ、あせる気持ちを察してくれたのかセカンドオピニオンをお願いしようとしていた昭和大学横浜市北部病院の放射線科の馳澤医師は、確定診断前であっても快諾してくれた。主治医のいる大学病院でも「肉腫だったら僕の管轄ではないし。。。この病院でも症例が少ないので国立がんセンターとかの方がいいよ」と少々なげやりな対応。じっとはしていられないのでCT写真等を借りてさっそく北部病院に行ってみた。2002年にできたばかりの病院であるためとてもきれいな外観、内装。さっそく放射線科をたずねてみるが、科が特殊なためかそれほど混雑もなく、また時間的にも、朝の通勤前に治療していくという患者さんのピーク時を過ぎていたのか、先生も時間に余裕があるようだ。CT写真を見たり、じっくりと話しを聞いてくれた。

ただ、内容的には、ザルコーマ(肉腫)はあまり放射線が効かないという傾向があるらしい。抗がん剤との併用になるそうだ。重粒子とか陽子線とかがより感受性が良いらしいが保健の適応外であるし、かなり高額医療になるそうだ。(300万円ほど)日本でも数箇所の病院にある程度だそうだ。
一点疑問だと思われたのは、ザルコーマは組織が硬いのでここまで症状が出ないのは珍しいとのこと。なので未分化なザルコーマであれば感受性はそこそこあるそうなので治療の効果はそこそこ期待できるとのことだ。

内容的にはあまり期待できるものではないということや、放射線の副作用等も説明されたのでとても気分爽快というわけにはいかないが、とにかくいいことだけを言わず、現実を見据えて、かといって悪いことばかり強調して不安がらせることもなく、責任を持って治療させてもらいますという真摯な態度。患者の話をきちんと聞いて、目を見て話しをしてくれるという医師としてごく当たり前の態度が、彼の著書「働きながらがんを治そう」にもその人柄が表れており、とにかくこの出会いは貴重であった。

●今日の通勤
02分 大船乗り換え着席

■今日の天気【- 12月11日(月)15時 - 辻堂】
天気:晴れ 気温:12℃



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2006年11月16日

【ある夏の出来事】悪性リンパ腫と縦隔腫瘍

こんな便利な機能が出張で利用できないなんて。。。

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はぁ、今日もまた大阪出張になってしまった。週一でもたいがいなのに、一昨日についで本日と今週は2回目。まだ常駐で大阪にしてもらったほうがよっぽどましだ。移動時間はもったいないし、この不毛な時間つぶしがなんともストレスになる。しかも今日は16時からなのでエンドがいつになることやら。。。
さて、8月の話し。CTガイド下針生検の結果が出るまでの間、こちら側としてはなにもできることはない。ただ、診断が出た時点でそこからその病名について勉強していたのでは遅いので、前回言われたありとあらゆる可能性について考えてみた。可能性として言われている病名は「肺がん」「悪性リンパ腫」「縦隔腫瘍」の3つ。「肺がん」についてはかなり勉強した。ただ、仮に肺がんだとすると11cmの腫瘍というのはステージ的にかなり進行しているので外科手術による切除は厳しいかもしれない。とすると抗がん剤の治療になるのだが、詳細までは調べ切れていない。もし仮に肺がんであるなら抗がん剤治療の知識武装よりも、「間違いだらけの・・・」の著書に意見をもらってから検討するのも悪くないと思っていた。
次に「悪性リンパ腫」これも国立がんセンター等の資料を参考に勉強。血液の病気でホジキン腫と非ホジキン腫という2つに大別されるのだが日本人での割合は前者が10%で残りは後者というわけだから圧倒的に後者の可能性が高い。解説でも性質の違う2つをごちゃまぜにはかけず、まったく違う病気かのようにはかかれているが似ている部分もあるのと特に非ホジキン腫も細胞腫(B細胞、T細胞、NK細胞など)と分類されてかつカタカナ用語が多いのでなかなか理解しがたい病気であった。なぜ血液の病気でここまで腫瘍がでかくなるのかという連鎖も理解しがたく、なんとなく違うのではないかなぁと僕自身は思っていた。
最後に「縦隔腫瘍」。解説としては慈恵医大病院のが役立った。縦隔という両肺の真ん中、心臓、気管、食道、大動脈が集まるいちばん複雑で重要な部分にできる腫瘍のことを言う。場所として前、後という区分があり、さらに前縦隔腫瘍には胸腺腫、胸腺がん、奇形腫、リンパ腫、甲状腺腫があるようだ。ただ、割合的に多いのは胸腺腫のようなのでまずはこれについて勉強。これも国立がんセンターの解説が役立った。
そもそも胸腺とはなんぞやという話しから書いてはあって、どうやら胎児から小児にかけての成長過程で身体の免疫をつかさどるらしく成人になると退化してその機能は終了するようだ。ただ、これをとってしまうことによって免疫機能の異常が出たり、全身の筋力が低下する重症筋無力症というなにやら恐ろしげな病気にかかる可能性があるとのことで、外科手術でとりさることがはたして最善策なのかというと判断がむずかしい。結局はまだきちんと解明されていない臓器なのだろうということは分かった。
ただ、肺がんにせよ、リンパ腫にせよ、縦隔腫瘍にせよ、現れる症状としては今のyuちゃんに当てはまっているわけだからどれであっても不思議はない。ただ、肺がんは年齢的なことを考慮するとまずないだろうと思っていたし、リンパ腫も血液から巨大な腫瘍という関連付けが理解できず、やっぱり縦隔腫瘍なのかなぁと思っていたりした。
ただ、僕の私観で家族会議などでものを言うと、方向性が皆そっちになってしまい、「じゃあどうすればいいの?」とまるで僕が医師であるかのようなことになっても困るし、これらの資料をすべてそのまま出すのは本人にはもちろん、家族であっても無駄な落胆や、はたまた楽観を与えかねないので提供の仕方が難しい。あまり精神的に影響の出ないであろう範囲でフィルターをかけて本人には目の触れないような形でそれとなく渡していくしかないのかなと思った。まったく不勉強では医師と対等にとは難しいが、医師の言うことを理解して話し合うことは不可能だからだ。
結果が出ぬ日はこんな勉強を繰りかえし、ただ、ひたすらにいらだだしい毎日であった。

●今日の通勤
02分 藤沢着席

■今日の天気【- 11月15日(水)15時 - 辻堂】
天気:晴れ 気温:18℃



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プロフィール
TAKA
「あたらしいもの」「便利なもの」「お得なもの」「かわいいもの(hina)」が大好き。藤沢市在住。妻(yuki)一人、娘(hina)一人。かなり運動不足。。。でもBMIは22。(最近ちょっと太ったの)
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